四国化成 2018年空間デザインコンテスト『住宅の門・塀まわり部門』金賞受賞　愛知県豊田市　S 様邸｜愛知県の庭・エクステリア

施工実績

2020/02/06

閑静な住宅街に、ひっそりと佇むNeoclassicな雰囲気のエクステリア。コンクリートの壁で囲われたやや重々しい空間に、錆びついた銅板調のエバーアートボードとアルミ鋳物製の門扉、フェンスでファサードフレームをつくり重厚さの中に透けた印象が解放感をもたらし、樹々の爽涼さともマッチしています。

これからの住宅事情には欠かせない宅配ポストが門塀との一体感を与え、荷物の取出しの際には雨に濡れない様、サイクルポートと組み合わせる配慮もしています。
魅力的な光のコントラストによって、ファサードを情緒豊かな古めかしさ漂うライトアップの演出をし、門扉を開けると階段の所々を灯すバーライトが、高低差3ｍある階段を忘れるくらい軽やかに玄関へと温もりを感じながら導きます。また、樹々とフェンスと溶け込むようにエバアートウッド＋表札を設置し、浮遊感あるライティングが、門周りにアクセントと空間の広がりを与えています。昼間の上品な雰囲気と違い、夜景美のライティングはNostalgicで魅力的な灯りが、より効果的な光のコントラストをもたらしています。
門右に張石の乱形張りの腰壁を設け、ホワイト系の優しい色調がよい効果をもたらしています。16段もある階段には、ところどころ天然石の表情をもつ舗石がメリハリをつけ、乱形石敷きとの色合いが軽やかな印象を与えています。
階段は安全に配慮するため手摺りを設け、庭木の四季の移ろいを感じながら上り下りできます。
園樹が借景となり、主庭の景色にボリューム感を与え、芝の緑が安らぎを与えています。