植物情報 NO.24 アラカシとシラカシ

 

 

 

 

 

 

 

 

日本原産の常緑高木で以前から庭によく植えられました。

特にアラカシの山だしの株立ちの植木は棒ガシと呼ばれ、

20年以上前は庭にも植えられていましたが、

現在はあまり棒ガシを植えなくなってきました。

その理由は、手入れがきちんと行われずに大きくなり過ぎたことが

要因だと考えられます。

 

アラカシとシラカシはとても良く似ていますが、

アラカシは葉が大きく葉にギザギザの鋸歯が目立ちます。

 

 

 

 

 

 

シラカシはアラカシよりも葉が細く、葉の裏がやや白っぽいです。

 

 

 

 

 

 

樹形全体で比較すると、アラカシのほうが力強く、

シラカシは優しい感じの樹形になります。

アラカシ、シラカシともにどんぐりの実がつきますが、

実がつくようであれば手入れがしっかりとされていない状態です。

 

アラカシ、シラカシの特性と剪定の仕方

ともに日当たりを好みますが、半日陰でも大丈夫です。

樹勢は強健で成長も早く、放任しておくと非常に大きな木になります。

萌芽力もあり、生垣としての利用もされています。

主に高垣として使いますが、京都ではアラカシやシラカシを

低い生垣として利用している庭もあります。

その場合は年間を通してとても丁寧な剪定を行っています。

 

 

 

 

 

一般の庭での利用は株立ちの樹形の木が多いです。

常に透かし剪定がされている場合は良いですが、

一度放任して大きくなりすぎてしまうと、とても扱いにくい植木になります。

枝や葉が込みすぎず、葉の間から枝や幹が透けて見え、

風が抜けるようにしておくことが望ましいです。

 

具体的な剪定時期はその年の枝の成長が止まった6月から7月と、

秋芽の成長が止まった10月以降に切戻し剪定と透かし剪定を行います。

年2回の剪定が理想です。

 

 

 

 

 

一年を通して葉のボリュームが少ない状態にしておくと、

成長のスピードを大幅に抑えることができます。

一年間伸ばし放題にしておいて、秋から冬にかけて

しっかりとした強剪定をすることもありますが、

その場合翌年の夏には非常に元気の良い徒長枝が出て樹形を乱します。

 

病害虫の心配は比較的少ないですが、ウドンコ病が出て

葉が白く見苦しくなることがあるので、殺菌剤で防除します。